利用規約

第1章 総 則

第1条(本規約の目的)

本規約は、デジタルヒューマン株式会社(以下「当社」という。)が提供するデジタルヒューマンサービス(以下「本サービス」という。)について定めるものとします。

第2条(用語の定義)

本規約においては、次の用語はそれぞれ次の意味で使用します。

  • 申込者: 当社に本サービスの利用を申し込む法人または機関等。
  • カスタマー: 利用契約を当社と締結し、本サービスの提供を受ける法人または機関等。
  • 管理者: カスタマーがその責任と裁量で指名し、本サービスのカスタマー画面で管理・設定権限を有する者。
  • エンドユーザー: 本サービスを通じてカスタマーから製品やサービスの提供を受ける第三者。
  • パートナー: 本サービスの提供や販売に協力する、当社指定の法人または個人。
  • 認証情報: 管理者が本サービスへのログインに使用するEメールアドレス、またはEメールアドレス形式で作成された文字列や、APIのキーなどを含む情報。
  • プラットフォーム: 本サービスのために当社がカスタマーに提供するクラウド基盤、ソフトウェアプログラム、ドキュメント(開発者向けドキュメントを含む)、API、SDKの総称。
  • デジタルヒューマン: 本サービス内で稼働する、人間を模したキャラクター。

第2章 契約、規約関係

第3条(本規約の適用)

  1. 当社は、利用契約の内容に従って本サービスの提供を行い、カスタマーは利用契約および当社が定める条件にてこれを利用するものとします。
  1. 本規約の詳細について別紙1および別紙2に記載するものとし、利用契約の一部を構成するものとします。

第4条(本規約の変更)

  1. 当社は、カスタマーの事前の承諾を得ることなく、本規約を随時変更できるものとします。変更後のサービス提供条件は、新しい規約に従うものとします。
  1. 当社が規約を変更する場合は、30日以上の予告期間を設けて、変更後の規約をカスタマーに通知するか、本サービスのウェブサイトに表示します。ただし、変更が軽微でカスタマーに特に不利益を与えないと当社が判断した場合、通知期間を短縮または通知を省略することがあります。
  1. カスタマーが変更後の規約に同意できない場合は、予告期間中に当社に通知することで、利用契約を解除することができます。

第5条(本契約の申込み)

  1. カスタマーは、本規約の内容を承諾の上、当社が定める方法により、本サービス利用のための申込みを行うものとします。利用契約は、当社が当社所定の手続によって申込みを承諾したときに成立します。
  1. 当社は、前項の規定にかかわらず次の場合には、その利用契約の申込みを承諾しない、あるいは承諾を留保することがあります。
    1. 申込者が実在しない場合
    2. 当社所定の利用申込書に虚偽の記載または記入漏れがある場合
    3. 申し込みをしたカスタマーが過去に本サービスの代金支払いを遅延し、または不正に免れようとしたことがある場合
    4. 本サービスの利用目的が、第21条(禁止行為)に該当する場合、または本サービスの評価や解析、競合調査などであると疑われる場合
    5. 申し込みをしたカスタマーまたはその代表者役員において、反社会的勢力(暴力団暴力団員等をいう。)に該当するときまたはそのおそれがあるとき
    6. その他当社が不適当と判断する相当の理由がある場合
  1. 前項に従い、当社が利用契約の申込みを承諾せず、あるいは承諾を留保する場合は、その旨を申し込みした申込者に通知します。ただし、当社は、承諾をしなかったことあるいは承諾を留保したことによる責任は負いません。

第6条(登録情報の変更)

  1. 管理者は、その商号または名称、本店所在地または住所、連絡先、その他利用契約に記載した情報に変更が生じた場合、速やかに当社所定の手続きにより当社に通知するものとします。
  1. 前項の通知を怠ったことにより、当社からの通知が届かないなどしてカスタマーまたは第三者に損害が生じた場合、当社はその責任を負いません。

第7条(利用契約の期間)

  1. 利用契約の契約期間は、本サービスの利用開始日(利用申込みに対して当社が承諾した日または当社とカスタマーが合意した日)から、以下に定める期間とします。
    1. エンタープライズプランの場合、1年間
    2. スタータープラン、プロプランの場合、1ヶ月
    3. 特別に設定したプランなどで、当社とカスタマーが合意した期間
  1. 以下に定める日までに、カスタマーから当社に対して指定する方法で解約の申込みがなかった場合、契約満了日の翌日を契約更新日とし、同一の内容・条件で利用契約が以下の期間更新されます。以降も同様とします。
    1. エンタープライズプランの場合、契約満了日の1ヶ月前までに解約の申込みがなかった場合、1年間の更新
    2. スタータープラン、プロプランの場合、契約満了日の2週間前までに解約の申込みがなかった場合、1ヶ月間の更新
    3. 特別に設定したプランの場合、当社とカスタマーが合意した期間が終了した場合は自動更新せず終了します。自動更新の場合、契約満了日の2週間前までに解約の申込みがなかった場合、1ヶ月ごとに自動更新されます。

第3章 本サービス

第8条(本サービス提供の前提)

当社は、当社指定の条件下で、カスタマーが管理するソフトウェアプログラムを電気通信回線を経由して当社指定サーバに接続することにより、カスタマーが本サービスを利用できる環境を提供します。ただし、カスタマーが管理するソフトウェアプログラムおよびそのソフトウェアプログラムと本サービスとの接続に関して、当社は一切責任を負いません。

第9条(第三者サービスの契約、規約等)

  1. 本サービスは機能を有効にするために第三者のサービスを使用しており、当社は必要な契約の締結や規約が適用されるように配慮していますが、カスタマーは当該第三者のサービスを利用するために必要な契約の締結や規約を自ら確認し、適用されることに同意するものとします。
  1. 前項の契約および規約等には以下リンク先に記載の第三者サービスのものが含まれますが、これに限りません。
    1. 音声認識/音声合成 利用できる言語と音声認識・音声合成
    2. チャットボット・会話AI 接続実績のある日本語対応 会話AI・チャットボット

第10条(利用制限)

  1. カスタマーによる本サービスの利用は、当社指定の方法で接続することにより行うものとし、本サービスを構成するソフトウェア自体をダウンロード、コピーするなどして入手することはできません。
  1. カスタマーは、管理者およびエンドユーザーに対し、本規約に定める条件(カスタマーの義務)を周知し、これに従わせるものとします。

第11条(本サービスの変更)

  1. 当社は、本サービスの機能追加や改善を目的として、当社の裁量で本サービスの一部を追加・変更することがあります。ただし、これにより変更前のすべての機能・性能が維持されることを保証するものではありません。
  1. 前項におけるプラットフォームのAPIまたはSDKの変更については、1ヶ月前にカスタマーへ通知します。ただし、この期間は、変更によって影響を受けるAPIまたはSDKのバージョンや影響を受けるカスタマーの合意により短縮される場合があります。
  1. 第1項で、本サービスでサポートしているブラウザやそのバージョン、オペレーティングシステムやそのバージョンまたはそれらの組み合わせを変更する場合、少なくとも1ヶ月前にカスタマーへ通知します。ただし、各オペレーティングシステムやブラウザ等が告知なく仕様変更された場合はこの限りではありません。

第12条(サービスレベル)

  1. 当社は、別紙1記載の基準を満たすよう、商業的に合理的な努力をもって本サービスを提供します。
  1. 別紙1記載のサービスレベルは、特段の記述がない限り、本サービスに関する当社の努力目標を定めたものであり、サービスレベルを下回った場合でも、当社は損害賠償その他いかなる責任も負わないものとします。

第13条(委託)

当社は本サービスの提供に関する業務の全部もしくは一部をカスタマーの承諾なしに、第三者に委託することができます。ただし、その場合、当社は責任をもって委託先を管理するものとします。

第14条(本サービスの休止)

  1. 当社は、定期的または必要に応じて、保守作業のために本サービスを一時的に休止することができます。
  1. 当社は、保守作業を行う場合、事前にカスタマーに通知します。ただし、緊急の場合には事前の通知なく本サービスを休止し、事後速やかにカスタマーに通知します。
  1. 第1項に加え、当社は、第三者による妨害行為等で本サービスの継続がカスタマーに重大な支障を与えるおそれがあると判断した場合や、当社が利用する第三者のサービスが停止または中断された場合、その他やむを得ない事由がある場合にも、本サービスを一時的に休止することができます。
  1. 当社は、本条に基づく本サービスの休止によってカスタマーに生じた不利益や損害について責任を負いません。

第15条(本サービスの廃止)

  1. 当社は、本サービスの一部または全部をいつでも廃止する権利を有します。
  1. 本サービスを全て廃止する場合、当社は廃止の6ヶ月以上前にカスタマーに通知します。
  1. 予期し得ない事由や法令・規則の制定・改廃、天災などやむを得ない事由でサービスを廃止する際に、6ヶ月以上前の通知が不可能な場合でも、当社は可能な限り速やかにカスタマーに通知します。
  1. 本条に定める手続きに従って通知が行われた場合、当社は本サービスの廃止の結果について一切責任を負いません。

第4章カスタマーの義務

第16条(認証情報)

  1. 当社は、当該申込者をカスタマーと認めた後に、本サービスの利用に必要なログインID・パスワード・APIキーなどの認証情報および関連情報を発行します。
  1. カスタマーは、認証情報を自らの管理下で不正使用されないよう管理するものとします。
  1. 当社は、不正利用によってカスタマーに生じた損害について責任を負いません。また、認証後に行われた本サービスの利用行為はすべてカスタマーに帰属するとみなします。

第17条(管理者)

カスタマーは管理者を定め、管理者は当社からの連絡および契約の窓口となり、本サービスの利用に関して責任を持ち、責任の範囲内で不正利用などが発生しないよう努めます。

第18条(不正アクセス等)

  1. カスタマーは、本サービス利用に関して、不正アクセスや不正使用を防止するためのあらゆる合理的な措置を講じるものとします。
  1. 本サービス利用に際して不正アクセスや不正使用があった場合は、カスタマーは遅滞なく当社へ通知するものとします。

第19条(電気通信回線)

カスタマーが本サービスに接続する電気通信回線は、カスタマー自身の責任と費用負担において確保、維持されるものとし、当社は一切の責任を負いません。

第20条(データ管理)

  1. カスタマーは、本サービスの利用に関連して入力、提供または伝送するデータ等について、必要な情報を自己の責任で保全しておくものとします。
  1. 当社は、カスタマーが利用する情報が本サービスを提供する設備等の故障等により滅失した場合に、その情報を復元する目的でこれを別途記録して一定期間保管しますが、保存および復元の義務を負うものではありません。
  1. 当社は、障害や誤操作等による滅失からの復旧を目的として、カスタマーが入力・登録したデータを保存するための機能を、当社が定める内容で提供します。ただし、すべてのデータが当該機能によって保存され、または復元されることを保証するものではありません。なお、当該機能によって復元する場合は、当社が有償で対応します。

第21条(禁止行為)

  1. カスタマーは、本サービスを利用するにあたり、以下の行為を行わず、エンドユーザーにも行わせないものとします。
    1. 法令に違反する行為、またはそのおそれがある行為
    2. 公序良俗に反する行為
    3. 他の申込者の利用を妨害する行為またはそのおそれがある行為
    4. サービスを構成するハードウェアまたはソフトウェアへの不正アクセス行為、クラッキング行為その他設備等に支障を与える等の行為
    5. セキュリティを迂回する行為
    6. 運営、提供を妨害する行為またはそのおそれがある行為
    7. サービスを構成するソフトウェアの解析、リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブル、その他ソースコードを入手しようとする行為
    8. 許可なくプラットフォーム・サービスへの侵入テストまたは負荷テスト等の行為
    9. 他のカスタマーの認証情報を使用する行為またはその入手を試みる行為
    10. 自己もしくは他の申込者の認証情報を第三者に利用させる、または貸与、譲渡、名義変更、売買等をする行為
    11. 当社または他のカスタマー、評価者またはその他の第三者に不利益、損害、不快感を与える行為
    12. 当社が事前に許諾しない撮影や撮影したものの二次利用、宣伝、広告、勧誘、または営業行為
    13. 他のカスタマーのデータを閲覧、変更、改竄する行為またはそのおそれがある行為
    14. 当社または第三者の知的財産権、肖像権、プライバシーの権利、名誉、その他の権利または利益を侵害する行為
    15. 本サービスを利用して、実質的に本サービスと同様、類似、派生した製品またはサービスを作成する行為
    16. 前各号に準ずる行為
    17. 前各号の行為を直接または間接に惹起し、または容易にする行為
    18. その他、当社が不適切と判断する行為
  1. カスタマーは以下のような不適切な表現と組み合わせて本サービスを使用しないものとし、エンドユーザーにも行わせないものとします。不適切な表現であるかどうかは当社が決定することができるものとします。
    1. 暴力的または残虐、残酷、悪意がある、差別的な表現を含む情報
    2. コンピューターウイルスその他の有害なコンピュータープログラムを含む情報
    3. 当社、当サービスの他のカスタマー、またはその他の第三者の名誉または信用を毀損する表現を含む情報
    4. 誤解を招くまたは不正確な表現
    5. わいせつな表現を含む情報
    6. 差別を助長する表現を含む情報
    7. 自殺、自傷行為を助長する表現を含む情報
    8. 薬物の不適切な利用を助長する表現を含む情報
    9. 反社会的な表現を含む情報
    10. チェーンメールやそれに類似した情報等、第三者への情報の拡散を求める情報
    11. 他人に不快感を与える表現を含む情報
    12. 面識のない異性との出会いを目的とした情報

第22条(自己責任の原則)

  1. カスタマーは、本サービスの利用および本サービス内におけるすべての行為(情報の登録、閲覧、削除、送信等)とその結果について、一切の責任を負います。
  1. カスタマーは、本サービスの利用に際して、本規約上および法令上必要とされるすべての同意をエンドユーザーから取得し、維持するものとします。
  1. カスタマーは、自らの責めに帰すべき事由によりエンドユーザーまたは第三者に損害を与えたり、クレーム等を受けた場合、自己の責任と費用で処理、解決するものとします。また、エンドユーザーまたは第三者が当社に損害賠償請求やクレーム等を行った場合、カスタマーの費用と責任で解決し、当社に一切の迷惑をかけないことを約束します。
  1. カスタマーは、カスタマーまたはエンドユーザーが故意または過失により当社に損害を与えた場合、その損害を賠償するものとします。

第5章 当社による情報の管理・利用

第23条(当社による情報の管理・利用)

  1. 当社は、本サービスの改良、維持管理、請求等の目的のため、カスタマーおよびエンドユーザーの利用状況やプラットフォームの利用頻度等のデータを、必要な限度で蓄積、解析し使用します。
  1. デジタルヒューマン・プラットフォーム(アニメーションエンジンおよび第9条に掲載する第三者のサービスを含む)は、サービス提供に必要な範囲内で使用します。処理完了後のデーターやログはローカルストレージ等に保存せず、メモリ上のデータも速やかに削除し、当社およびパートナーはこれを保存しません。
  1. 技術サポートなどの目的で、カスタマーの同意を得た場合に限り、前項に関わらずデータやログを解析することがあります。
  1. デジタルヒューマン・プラットフォームの接続層(オーケストレーション)およびチャットボット・会話AI、画像認識などのサードパーティーサービスのいずれかを当社が提供する場合、カスタマーはデータやログ等の利用と二次加工活用に同意します。
  1. 当社は、別紙2に定める料金プランおよび利用料金を決定する目的で、エンドユーザーとデジタルヒューマンとの音声等によるやり取りの時間を測定し、カスタマーはこれに同意します。
  1. 当社は、利用データに関して善良な管理者として注意を払い、機密保持とその管理に努めます。
  1. 当社は、カスタマーから特段の申し出がない限り、または個別の機密保持契約に該当しない限り、事例として事例やロゴを紹介させていただくことがあります。
  1. カスタマーは、当社が裁判所その他の法的権限を有する官公庁の命令により、本サービスに関する情報の開示または提出を求められた場合、命令に従って情報の開示または提出を行うことを承諾し、異議を述べないものとします。
  1. 前項の定めにかかわらず、カスタマーは、当社が次の各号に定める者に対して、必要な範囲で利用データを開示または使用することに同意します。
    1. UneeQ Limited 13366 17B Farnham Street, Parnell, Auckland, 1052, New Zealand
    2. UneeQ Australia Pty Ltd 222 Exhibition Street, Melbourne, Victoria, 3000, Australia
    3. UneeQ, Inc. 10900 Research Blvd, Ste 160C PMB 3075, Austin, TX, 78759, USA

第6章 利用料金

第24条(本サービスの利用料金、算定方法等)

本サービスの利用料金や算定方法等は、別紙2に定めるとおりとします。

第25条(利用料金の支払方法)

  1. カスタマーは、本サービスの利用料金および関連する消費税(以下「利用料金等」)を支払うものとします。
  1. 利用契約期間中に本サービスの提供が休止、中止などにより利用できない状況が発生した場合でも、本規約に定める場合を除き、カスタマーは契約期間中の利用料金等を支払う義務があります。
  1. カスタマーは、利用料金および関連するサービスの費用を、当社またはパートナーからの請求に従い、以下に定める期日までに支払うものとします。支払いに必要な手続きは速やかに行い、銀行振込手数料はカスタマー負担とします。
    1. エンタープライズプランの場合、当社とカスタマーが合意した期日。
    2. その他のプランの場合、第7条第1項で定める利用開始日または第7条第2項で定める契約更新日の前日(当日が銀行休業日であれば前営業日)。
  1. 追加セッションが発生した場合、発生月末に締め、翌月末に利用料金と合算して支払うものとします。
  1. カスタマーの社内規定により第7条第1項に定める利用開始日までに支払いができない場合は、当社が承認した場合に限り、利用開始月末日に締め、利用開始日から当月末日までの分および翌月分、翌々月分の利用料金を翌月末日までに支払うものとします。その際、利用開始当月末日までに追加セッションや追加サービスが発生した場合は、すべて合算して支払うものとします。

第26条(遅延損害金)

カスタマーが、本サービスの利用料金等を所定の支払期日が過ぎてもなお支払われない場合、カスタマーは、所定の支払期日の翌日から支払日の前日までの日数に、年14.6%の利率で計算した金額を遅延損害金として、支払うものとします。

第7章 知的財産

第27条(知的財産権)

本サービスを構成する有形・無形の要素(ソフトウェアプログラム、データベース、アイコン、画像、文章、マニュアルなどの関連ドキュメントを含む)に関する著作権を含む全ての知的財産権およびその他の権利は、当社または当社に許諾した第三者に帰属します。ただし、カスタマーが当社に提供したロゴなど、カスタマーに帰属する知的財産権はこれに含まれません。

第28条(侵害の場合の責任)

本サービスの利用に関して、第三者からカスタマーに対して知的財産にかかるクレーム、その他の請求が発生した場合、カスタマーはただちに当社に書面で通知するものとし、当社はその責任と負担においてかかるクレーム等を処理するものとします。ただし、かかるクレーム等の発生がカスタマー自身の責めに帰すべき事由に基づく場合およびカスタマーが当社にクレーム等の発生を速やかに通知しない等の事由により当社が適切な防御を行う機会を逸することになった場合は、この限りではありません。

第8章 保証、免責および損害賠償

第29条(保証の制限)

  1. 当社は、本サービスを現状のまま提供します。本サービスがカスタマーの特定の目的に適合すること、期待される機能や商品的価値、正確性、有用性を持つこと、カスタマーによる本サービスの利用が適用される法令や業界団体の内部規約に適合していること、また不具合が生じないことについて、一切保証しません。
  1. 本サービスは第三者の外部サービスと連携、または第三者サービス同士の組み合わせを利用する場合がありますが、その連携や動作、機能互換性については保証しません。各サービスが持つすべての機能を利用できるわけではなく、特に音声合成、チャットボット、会話AI、NLP、画像認識の各サービスは独立したサービスです。本サービスが第三者の外部サービスと連携している場合でも、連携や動作ができない場合に生じた損害について、当社は一切責任を負いません。カスタマーは、外部サービスの利用規約を自己の費用と責任で遵守するものとし、もしカスタマーが外部サービス事業者からクレームを受けたり、外部サービス事業者との間で紛争が生じた場合も、当社はこれらについて一切責任を負いません。
  1. カスタマーは、本サービスと連携する外部サービスの利用規約または運用方針の変更等に伴い、本サービスの一部または全部の利用が制限される可能性があることを予め了承するものとし、当社はこれにより生じた損害について一切の責任を負いません。
  1. 本サービスに重要な契約不適合が認められた場合における当社の責任は、商業的に合理的な範囲内において、本サービスの修正ないし契約不適合の除去の努力をすることに限られるものとします。

第30条(免責および損害賠償の制限)

  1. 当社は、本規約の各条項に規定された限度内でのみ、本サービスについての責任を負います。当社は、本規約で保証しない事項、責任を負わない事項、カスタマーの責任とされる事項について、一切の責任を負いません。
  1. 当社の責任によりカスタマーに損害が生じた場合、その賠償責任はカスタマーが当社に支払った過去2ヶ月分の利用料金を上限とします。ただし、当社に故意または重過失がある場合は、過去6か月分の利用料金を上限とします。
  1. 当社が責任を負う場合であっても、カスタマーの事業機会の損失、逸失利益、データの滅失・損壊による損害については、契約責任、不法行為責任を問わず、いかなる賠償責任も負いません。

第9章 利用契約の解除

第31条(カスタマーが行う解除)

  1. カスタマーは、第7条第1項に定める期間は、利用契約を解除することができません。
  1. カスタマーは、第7条第2項によって延長された利用契約の期間内に、カスタマーの都合により利用契約を解約又は一部解約が発生した場合は、以下に定める期日までに、当社の指定する方法によりその旨を当社に通知するものとし、解約料として当社が認めた解約日の翌日から本来の契約期間満了までの本サービス料金を当社に支払うものとします。
    1. エンタープライズプランの場合、解除の1ヶ月前
    2. その他のプランの場合、解除の2週間前
  1. 前各号にかかわらず、カスタマーは、第4条第3項の事由により利用契約を解除する場合、当社に解除を通知した日の属する月の月末をもって解除するものとし、利用料金は以下の定めにより返金するものとします。
    1. エンタープライズプランの場合、すでに支払われた利用料金については契約開始日又は契約更新日から1年間のうち未利用期間(解除の日の翌月から契約終了日まで)の月割り額
    2. その他のプランの場合、すでに支払われた利用料金のうち未利用期間の月割り額

第32条(当社が行う解除)

  1. 当社は、カスタマーが次の各号のいずれかに該当すると判断した場合、カスタマーへの催告を要することなく利用契約の全部もしくは一部を解除することができるものとします。
    1. 当社の事業に支障を与える行為を行った場合
    2. カスタマーが本サービスの競合となる製品やサービスの検討、開発、提供をはじめた場合
    3. 重要な財産に対する差押、仮差押、仮処分、租税滞納処分、その他公権力の処分を受け、または破産手続開始、民事再生手続開始、会社更生手続開始もしくは特別清算開始の申立てが行われた場合
    4. 解散もしくは事業の全部を譲渡し、またはその決議がなされた場合
    5. 自ら振り出しもしくは引き受けた手形または小切手が不渡りとなる等支払停止状態に至った場合
    6. 監督官庁から営業停止、または営業免許もしくは営業登録の取消しの処分を受けた場合
    7. 第5条第2項各号、ならびに第21条(禁止行為)に掲げる事由のーつがある場合
    8. カスタマーが自らまたは第三者をして次に掲げる行為をしたとき
      1. 当社に対する暴力的な要求行為
      2. 当社に対する法的な責任を超えた不当な要求行為
      3. 当社に対する脅迫的言辞または暴力的行為
      4. 風説を流布し、または偽計もしくは威力を用いて、当社ならびにサービスの信用を毀損し、または相手方の業務を妨害する行為
      5. その他前各号に準ずる行為
  1. 当社は、カスタマーが利用契約等に違反し、またはカスタマーの責めに帰すべき事由によって本サービスの提供を継続し難い事由が発生し(以下「違反等」という。)、当該違反等について、書面による催告をしたにもかかわらず30日以内にこれを是正しないときは、カスタマーによる本サービスの利用を一時的に停止し本サービスを利用しないための物理的な措置を講じることや、利用契約の全部もしくは一部を解除することができるものとします。

第33条(契約終了後の処理)

  • カスタマーは、理由の如何を問わず利用契約が終了した場合、ただちに本サービスの利用を終了し、それ以降は本サービスを利用できません。
  • 当社は、利用契約が終了した場合、本サービスに格納されたデータを消去でき、データを消去したことによるカスタマーの損害については賠償責任を負いません。

第10章 雑則

第34条(個人情報の管理)

  1. 当社は、本サービスの提供に必要な個人情報ならびに、本サービスに入力されるデータに個人情報が含まれていた場合、当社が別に定めるプライバシーポリシーにより取り扱います。
  1. 本条の規定は、利用契約が終了した後も有効に存続するものとします。

第35条(通知)

本サービスに関する通知および本規約に定める当社からカスタマーへの通知は、電子メール、書面、当社のホームページ掲載、または当社が適切と判断する方法で行います。通知は、当社から発信された時点で効力を生じます。

第36条(権利義務譲渡の禁止)

カスタマーは、利用契約の契約上の地位を第三者に承継させ、または利用契約に基づく権利義務の全部または一部を第三者に譲渡し、承継させ、または担保に供してはならないものとします。

第37条(反社会的勢力の排除)

  1. 当社およびカスタマーは、相手方が反社会的勢力(暴力団、暴力団員、暴力団でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋など、社会運動等標ぼうゴ口または特殊知能暴力集団など、その他これらに準ずる者をいう。以下同じ。)に該当し、または、反社会的勢力と以下の各号の1つでも該当する関係を有することが判明したとき、何らの催告を要せず、本契約を解除することができものとします。
  1. 反社会的勢力などが経営を支配していると認められるとき
  1. 反社会的勢力などが経営に実質的に関与していると認められるとき
  1. 自ら、自社もしくは第三者の不正の利益を図る目的または第三者に損害を加える目的をもってするなど、不当に反社会的勢力などを利用したと認められるとき
  1. 反社会的勢力などに対して資金などを提供し、または便宜を供与するなどの関与をしていると認められるとき
  1. その他役員などまたは経営に実質的に関与している者が、反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有しているとき
  1. 当社およびカスタマーは、自らが第1項に該当しないことを確約し、将来も同項に該当しないことを確約するものとします。
  1. 当社およびカスタマーは、自らが前項に該当することが利用契約締結後に判明したとき、ただちに利用契約を解除し、または契約解除のための措置をとらなければならないものとします。
  1. 当社およびカスタマーは、自らが、反社会的勢力から不当要求または業務妨害などの不当介入を受けたとき、これを拒否し、不当介入があった時点で、すみやかに不当介入の事実を相手方に報告し、相手方の捜査機関への通報および報告に必要な協力を行うものとします。
  1. 当社またはカスタマーが本条第3項および第4項の規定のいずれかに違反した場合、相手方は何らの催告を要さずに、本契約を解除することができるものとします。
  1. 当社またはカスタマーが本条各項の規定により本契約を解除したとき、相手方に損害が生じても何らこれを賠償ないし補償することは要せず、また、かかる解除により自らに損害が生じたときは、相手方はその損害を賠償するものとします。

第38条(存続条項)

本規約第8条(本サービス提供の前提)、第22条(自己責任の原則)、第23条第5項、第25条(利用料金の支払方法)、第26条(遅延損害金)、第27条(知的財産権)、第28条(侵害の場合の責任)、第30条(免責および損害賠償の制限)、第34条(個人情報の管理)、第36条(権利義務譲渡の禁止)、本条(存続条項)および第41条(準拠法および裁判管轄)の規定は、利用契約の終了後もなお有効に存続するものとします。

第39条(不可抗力)

当社は、天災、法令・規則の制定・改廃、クラウド基盤の問題その他の不可抗力によって本サービスの履行が妨げられた場合、利用契約やその他の規定に関わらず、その不可抗力によりカスタマーに生じた損害について一切の責任を負いません。

第40条(協議)

本規約の解釈について両当事者間に異議、疑義が生じた場合、または本規約に定めのない事項が生じた場合、誠実に協議し、円満にその解決を図るものとします。

第41条(準拠法および裁判管轄)

利用契約に関する事項については、日本法を準拠法とし、大阪地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

 

改訂履歴

2020年07月01日 制定 2023年07月08日 適用 2024年10月01日 改訂

 

別紙1 サービスレベルアグリーメント(SLA)

 

別紙2 利用料金の計算方法

利用料金

各プランの利用料金と追加セッションの費用は、以下のいずれかの方法で決定されます。

  1. 当社が事前に決定した価格表に基づき、お客様が用途や量に応じて選択する方法
  1. お客様の用途やボリュームをお伺いした上で、当社が個別にお見積もりを提示する方法

御見積は下記のようなものが対象になります。

  • 役務
  • 機能開発
  • 機能やデザインのカスタマイズ
  • サードパーティー・オプション
  • キャラクターのモディファイ
  • オリジナルキャラクター制作
  • クローンキャラクター制作
  • 特殊対応
  • サポート
  • エンタープライズプラン

セッション

デジタルヒューマンを呼び出してから(セッションIDが払い出されてから)10秒以上10分未満の会話を1セッションとしてカウントし、10分1秒目から10分ごとに1セッションを追加でカウントします。セッションが終了されるまでは10分ごとにカウントされます。

セッションの長さは以下基準で測定されます。

  • セッションIDが新たに発行された時からエンドユーザーがセッションを終了しセッションIDが破棄された時まで。
  • セッション開始後、エンドユーザーが活動していないためにアイドリング状態が継続している場合、またはネットワークや端末の問題で切れた場合はプラットフォーム側からセッションを強制終了します。可能な限り正確に計測するよう努めますが、プラットフォーム側からはエンドユーザーの利用状態を把握できないためWebRTCの接続状態にて判断します。その場合はプラットフォーム上の結果を優先して計算します。
  • 10秒未満の会話はセッションにカウントされません。

同時接続数

同時接続数とは、1つのテナントに対して同時に接続し使用できる接続数です。接続数はチャネルと呼び、テナント毎に事前に設定されたチャネル数を超えて接続が行われた場合、新たな接続は待ち行列に格納され、チャネルが空き次第、順番に接続されます。

 

改訂履歴 2020年07月01日 制定 2023年07月20日 適用 2024年10月01日 改訂

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最終更新日 October 1, 2024