会話履歴（メモリ）の設定
会話履歴の管理と最適な設定方法を解説します。
会話履歴とは
会話履歴（メモリ）は、過去の対話内容をLLMに渡すことで、文脈を考慮した回答を可能にする機能です。
メモリの効果
メモリなし | メモリあり |
各ターンが独立 | 前の会話を踏まえた回答 |
「それ」「あれ」が理解不可 | 代名詞を適切に解釈 |
コスト低 | コスト高（トークン増） |
設定方法
LLMノードでの設定
- LLMノードをクリック
- 「メモリ」セクションを探す
- メモリを有効化
- ターン数を設定
ターン数の設定
ターン数 | 特徴 | 用途 |
0 | メモリなし | 単発Q&A |
3〜5 | 短期記憶 | 一般的な対話 |
5〜10 | 中期記憶 | デジタルヒューマン（推奨） |
10以上 | 長期記憶 | 複雑な相談 |
デジタルヒューマン向け推奨設定
推奨値
メモリターン数: 5〜10理由
- 接客対話では文脈の理解が重要
- 長すぎるとコストが増大
- 短すぎると会話が不自然に
コストの考慮
メモリによるコスト増加
メモリ10ターン = 約20メッセージ分のトークン追加コスト最適化
- 必要最小限のターン: 用途に応じて調整
- 要約機能: 長い会話は要約を活用
- 会話変数: 重要情報は会話変数で保持
メモリと会話変数の併用
用途 | 推奨 |
一時的な文脈 | メモリ |
持続的な情報 | 会話変数 |
ベストプラクティス
- 適切なターン数: 5〜10がバランス良い
- 重要情報は変数で: メモリに依存しない
- コスト監視: 実際のコストを確認
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最終更新日 December 23, 2025