トラブルシュート
インストール時
ポート競合
ローカルのRedisサービスが6379ポートを使用している場合:
sudo systemctl stop redis-server
# または
sudo kill [PID]
ヘルスチェックの失敗
起動時にヘルスチェックで失敗する場合:
./docker/docker-compose.default.yml
audio2face_with_emotion:
healthcheck:
# test: ["CMD-SHELL", "curl -s <http://localhost:50000/health> | grep -q '\\"status\\":\\"ok\\"' || exit 1"] # コメントアウトする
test: ["CMD-SHELL", "timeout 2 bash -c '</dev/tcp/localhost/50000' || exit 1"]
audio2face_controller:
healthcheck:
# test: ["CMD-SHELL", "curl -s <http://localhost:52000/health> | grep -q '\\"status\\":\\"ok\\"' || exit 1"] # コメントアウトする
test: ["CMD-SHELL", "timeout 2 bash -c '</dev/tcp/localhost/52000' || exit 1"]
GPU メモリ不足
フルインストールでGPUメモリが不足する場合、サービスを段階的に起動:
# vLLMを先に起動
docker compose up -d vllm
# その他のサービスを起動
docker compose up -d redis grafana prometheus flowise
# 最後にA2Fサービスを起動
docker compose up -d audio2face_with_emotion audio2face_controller
サービスが起動しない場合
- Dockerが正常に動作しているか確認
docker version
- ログを確認して詳細なエラー情報を取得
./miniprem.sh logs
- インストールタイプを確認
インストールタイプは
.miniprem_install_type
ファイルに保存されます。 MiniPremは2つのインストールタイプをサポートしています: - default: 基本的な構成(
docker/docker-compose.default.yml
を使用) - custom: カスタマイズされた構成(
docker/docker-compose.yml
を使用)
cat .miniprem_install_type
- 環境変数を確認する。
docker/docker-compose.env
ファイルに保存されます。
cat docker/docker-compose.env
主な環境変数
# Platform設定
DHOP_ADDRESS=wss:[URL]
DHOP_PIXELSTREAMING_ADDRESS=wss:[URL]
DHOP_APIKEY=[your-api-key]
DHOP_TENANTID=[your-tenant-id]
# Azure TTS設定(Azureを選択した場合)
AZURE_REGION=[your-region]
AZURE_SPEECH_KEY=[your-speech-key]
# Eleven Labs設定(Eleven Labsを選択した場合)
ELEVEN_LABS_API_KEY=[your-api-key]
ELEVEN_LABS_MODEL_ID=eleven_flash_v2_5
# RIME設定(RIMEを選択した場合)
RIME_API_KEY=[your-api-key]
デバッグ
インストール中、インストーラスクリプトはすべての操作を記録したログを作成します。これは後で参照したり、問題の診断用に配信スペシャリストに提供したりできます。最新のログはルートディレクトリのinstall_miniprem.log
というファイルに保存され、古いログはlogsディレクトリに日付と時刻を含むファイル名で移動されます。
レンダラーアプリケーションの実行やセッションの開始に問題がある場合、次のコマンドでログを確認できます:
docker compose logs -f renny
./miniprem.sh logs
必要に応じて、セッションのJavaScriptコンソールログも取得してください。
フレームレートに問題がある場合
フ簡単な確認方法としてはtop
コマンドを実行し、CPUとメモリの使用量を確認することです。さらに、セッション実行中にnvidia-smi
を実行し、GPUメモリとGPU利用率のメトリクスを確認します。
watch nvidia-smi
デジタルヒューマンが全く起動しない場合 / Audio2Faceエラー
NVIDIA / Audio2Faceのトラブルシューティング
MiniPremを起動する際に、audio2faceに関連するエラーが表示される場合:GPUカードまたはドライバーに問題がある可能性があります。
Container audio2face_with_emotion Error
カードとドライバーのステータス確認
カードが物理的に設置されているか確認:
lspci | grep -i nvidia
ドライバーがインストールされているか確認:出力がない場合、NVIDIAモジュールがロードされていません。
dpkg -l | grep nvidia-driver
lsmod | grep nvidia
ドライバーが正常に動作しているか確認:
nvidia-smi
通常のnvidia-smiの出力は以下のようになります:
+-----------------------------------------------------------------------------+
|NVIDIA-SMI 545.XX.XX Driver Version: 545.XX.XX CUDA Version: 12.X |
+-----------------------------------------------------------------------------+
| GPU Name Persistence-M| Bus-Id Disp.A | Volatile Uncorr. ECC |
| Fan Temp Perf Pwr:Usage/Cap| Memory-Usage | GPU-Util Compute M. |
| | | MIG M. |
|===============================+======================+======================|
| 0 NVIDIA GeForce ... Off | 00000000:01:00.0 On | N/A |
| 30% 45C P8 16W / 200W| 456MiB / 8192MiB | 2% Default |
| | | N/A |
+-----------------------------------------------------------------------------+
確認すべき重要な点:
- ドライバーバージョン(最上行)
- GPU名
コマンドが見つからないというエラーが出た場合、NVIDIAドライバーがインストールされていないことを意味します。
「NVIDIA-SMI has failed」というエラーが出た場合、通常以下のいずれかを意味します:
- ドライバーが正しくロードされていない
- セキュアブートとの競合がある
- ドライバーが現在のカーネルと互換性がない
NVIDIA ドライバーの(再)インストール
まず Ubuntu Linux を更新し、利用可能な最新の NVIDIA ドライバーをインストールします。
sudo apt update
sudo apt install nvidia-driver
再起動する前に、NVIDIA ドライバーを手動で読み込んで確認します:
sudo modprobe nvidia
次の特定のメッセージが表示された場合:
ERROR: could not insert 'nvidia': Key was rejected by service
この問題は、システムが NVIDIA モジュールを拒否していることを示し、セキュアブート/UEFI が有効になっている可能性があります。セキュアブートを無効にするには、再起動時に BIOS にアクセスする必要があります(DEL や F12 などのキーを押して BIOS にアクセス)。
通常、NVIDIA のドライバーは公式の Ubuntu リポジトリからデジタル署名されていますが、カーネルの更新や変更によって GPU ドライバーが読み込まれないことがあります。

セキュアブートを無効にした後、再度 NVIDIA ドライバーが読み込まれているか確認してください:出力がない場合、NVIDIA モジュールが読み込まれていません。
lsmod | grep nvidia
デジタルヒューマンが読み込まれるが話さない場合
コンテナ情報を取得:Renny のコンテナ ID をメモする
docker ps
ログを確認: "TTS" を検索し、テキスト読み上げ関連の問題を確認します。TTS に関する記載の前後5行程度を確認します。
[CONTAINER_ID]
を Renny のコンテナ ID に置き換えます
docker logs -f [CONTAINER_ID]
Flowiseセットアップが失敗する場合
- Flowiseサービスがポート3000で正常に起動しているか確認
- ファイアウォールやセキュリティソフトがポートをブロックしていないか確認
最終更新日 April 10, 2025