アップデート

概要

このドキュメントでは、Dockerを使用してインストールされたデジタルヒューマンレンダラー「Renny」のアップデート手順を説明します。

前提条件

  • Docker および Docker Compose がインストールされていること
  • インストールタイプにあった docker/docker-compose.ymldocker/docker-compose.default.yml ファイルが存在すること
  • 新しいイメージを取得できる権限があること(DockerHubの認証が必要です)

アップデート手順

  1. バージョンの更新
    1. docker/docker-compose.yml ファイルを任意のテキストエディタで開き、Rennyのイメージタグを新しいバージョンに更新します。

      # 変更前の例
      digitalhumansjp/renny:0.1.0-12345
      
      # 変更後の例
      digitalhumansjp/renny:0.2.0-67890

      重要: renny とバージョンタグの間のコロン(:)は必ず残してください。

       
  1. コンテナの停止と更新
    1. 以下のコマンドを実行して、現在実行中のコンテナを停止し、新しいイメージをダウンロードします。

      docker compose down
      docker compose pull

      注意:

      • docker compose pull コマンドは、ネットワーク環境やイメージサイズによって数分かかることがあります
      • ダウンロード中は進捗状況が表示されます
       
  1. インストールの確認
    1. 新しいイメージが正しくダウンロードされたことを確認します。

      docker images

      このコマンドを実行すると、以下のような出力が表示されます:

      • 新しくダウンロードしたバージョンのRennyイメージ
      • 以前使用していた古いバージョンのRennyイメージ(削除されていない場合)
       
  1. コンテナの起動
    1. 新しいバージョンでコンテナを起動します。

      docker compose up -d

      起動後、以下のコマンドでコンテナの状態を確認できます:

      docker compose ps

      正常に起動した場合、必要なコンテナがすべて「Healthy」状態で表示されます。

 

トラブルシューティング

コンテナが「Healthy」にならない場合

  1. ログを確認します:
    1. docker compose logs
  1. 個別のコンテナのログを確認します:
    1. docker compose logs [コンテナ名]
 

古いイメージの削除(オプション)

ディスク容量を節約するため、古いイメージを削除することができます:

docker image prune -a

警告: このコマンドは使用されていないすべてのイメージを削除します。特定のイメージのみを削除したい場合は、docker rmi [イメージID] を使用してください。

注意事項

  • アップデート前に重要なデータのバックアップを取ることを推奨します
  • 本番環境でのアップデートは、事前にテスト環境で動作確認を行ってください
  • アップデート中はサービスが一時的に利用できなくなります
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最終更新日 June 25, 2025