ワークスペースの作成と設定
ワークスペースとは
ワークスペースは、Difyにおけるプロジェクト管理の基本単位です。
主な特徴
リソース管理: アプリ、ナレッジ、メンバー、APIキー設定(モデルプロバイダー)をまとめて管理します。
分離運用: 異なるワークスペース間のデータは共有されず、安全に分離されます。
プラン適用: クラウド版ではワークスペースごとに課金プランが適用されます。
エディションによる違い
Dify Cloud
複数作成可能
ワークスペースごとにFree/Professional/Team等のプラン契約が必要
Community (Self-hosted)
原則1つ
基本構成ではマルチテナント機能は無効
Enterprise (Self-hosted)
複数作成可能
組織内でのマルチテナント運用が可能
ワークスペースの設定
ワークスペースの各種設定は、管理者権限を持つユーザーが行います。
設定画面へのアクセス

画面上部のナビゲーションには「探索」「スタジオ」「ナレッジ」「ツール」のメニューがあります。また、右上に「プラグイン」メニューも表示されます。
画面右上のアカウントアイコン(または名前)をクリック
メニューから**「設定 (Settings)」**を選択
設定可能な項目一覧

一般設定 (Workspace)
ワークスペース名: 組織やプロジェクト名に合わせて変更可能。
アイコン: 識別しやすいロゴやアイコンをアップロード。
言語: ワークスペースのインターフェース言語設定。
メンバー管理 (Members)
メンバー招待: メールアドレスを使用して新しいメンバーを招待(クラウド版/SMTP設定済みのセルフホスト版)。
ロール設定: 各メンバーの権限範囲を指定(後述)。
モデルプロバイダー (Model Provider) ワークスペース内で使用するAIモデルの設定を一元管理します。
LLM設定: OpenAI, Azure OpenAI, Anthropic, Google (Gemini) などのAPIキーを登録。
使用範囲: ここで設定したモデルは、ワークスペース内の全アプリで利用可能です。
データソース (Data Source)
外部連携: Notionやウェブサイトからのデータの同期設定。
API拡張 (API Extensions)
外部API: APIベースのツールや拡張機能の接続設定。
メンバー権限(ロール)の種類
チーム運用における主要な権限区分です。
オーナー
最高権限
ワークスペースの削除を含む全ての操作が可能。作成者がデフォルトで就任。
管理者
高権限
メンバー管理、設定変更、全アプリの編集が可能。ワークスペース削除は不可。
エディター
編集者
アプリケーションやナレッジの作成・編集が可能。システム設定やメンバー管理は不可。
通常
利用者
招待されたアプリの利用や、読み取り権限の範囲内でのアクセスが可能。
ワークスペースの切り替え

複数のワークスペース(例:個人用と会社用)に所属している場合の操作です。
画面左上の「現在のワークスペース名」が表示されている箇所をクリック。
ドロップダウンリストから切り替えたいワークスペースを選択。
構成と運用のベストプラクティス
1. 環境の分離(Dev/Prod)
本番用と開発用は別ワークスペースに 本番環境と開発環境を混ぜないことが推奨されます。
開発用ワークスペース: アプリの試作、プロンプト調整、モデルのテスト用。
本番用ワークスペース: 確定したアプリの運用、実ユーザーへの提供用。
2. 命名規則の統一
多数のアプリを作成する場合、ワークスペース内での検索性を高めるために命名規則を設けます。
例:
[部署名]_[用途]_[アプリ名](例:CS_FAQ_Bot)
3. モデルプロバイダーの一元管理
各アプリで個別にAPIキーを設定するのではなく、ワークスペース設定の「モデルプロバイダー」で組織の共通キーを設定することで、管理漏れやキーの流出リスクを低減できます。
最終更新
