開始ノードの設定
開始ノード(Start Node)は、チャットフロー実行の起点となるノードです。ユーザーからのメッセージ入力、ファイルアップロード、および会話開始時に必要な初期変数を受け取り、後続ノードに渡す役割を担います。
開始ノードの主な機能

開始ノードでは以下の設定やデータ取得が行われます。
ユーザー入力の取得: ユーザーが送信したテキストメッセージを受け取ります。
入力フィールド(変数の定義): 会話開始時にユーザーから収集する情報(名前、カテゴリ、言語など)を定義します。
ファイルアップロード設定: ユーザーによる画像やドキュメントの送信許可設定を行います。
設定画面の開き方
開始ノードの設定を行うには、以下の手順で設定パネルを開きます。
ワークフローエディタを開きます
キャンバス上の「開始」と表示されたノードをクリックします
右側に設定パネルが表示されます
システム変数
Difyが標準で提供し、開始ノードから自動的に出力される変数です。これらはフロー内のあらゆるノードで参照可能です。
sys.query
String
ユーザーが入力したメッセージ本文。最も頻繁に使用されます。
sys.files
Array[File]
ユーザーがアップロードしたファイル情報の配列。ファイルアップロード機能を有効にした場合に使用します。
sys.conversation_id
String
会話セッションの一意なID。ログ追跡などに利用します。
sys.user_id
String
ユーザーの一意なID。ユーザーごとの処理を行う場合に使用します。
sys.dialogue_count
Number
現在の会話における往復回数(ターン数)。会話の長さに応じた処理に利用できます。
入力フィールド(カスタム変数)の設定
開始ノード内に独自の「入力フィールド」を追加することで、会話のコンテキストに必要な情報を定義できます。これらは会話変数として機能します。
用途例 language(回答言語の指定)、topic(興味のあるトピック)、user_name(ユーザー名)
フィールドの追加手順

開始ノードの設定パネルを開きます
「入力フィールド」セクションの「+」ボタンをクリックします
表示されるダイアログで以下を設定します:
設定項目
フィールドタイプ: 入力データの種類を選択
変数名: ワークフロー内部で参照するための変数名(例:
topic)ラベル名: ユーザーに表示される項目名
最大長: 入力可能な文字数の上限(テキストフィールドの場合)
必須: 入力を必須にするかどうか
「保存」をクリックしてフィールドを追加します
フィールドタイプ一覧

短文(String): 1行の短いテキスト入力(例: 名前、キーワード)
段落(String): 複数行の長いテキスト入力(例: 説明文、詳細)
選択(String): 事前に定義した選択肢から選ぶドロップダウン(例: カテゴリ選択)
数値(Number): 数値のみを受け付ける入力フィールド(例: 年齢、数量)
チェックボックス(Boolean): オン/オフの選択(例: 同意チェック、オプションの有効化)
単一ファイル(File): 1つのファイルのアップロード
ファイルリスト(Array[File]): 複数ファイルのアップロード
ファイルアップロードの設定
マルチモーダルな対話を行う場合、開始ノードでファイルアップロードを有効化します。
開始ノードを選択します。
「ファイルアップロード」機能をオンにします。
許可するファイル形式(画像、ドキュメントなど)を選択します。 アップロードされたファイルは
sys.files変数に格納され、「ドキュメント抽出ノード」や「LLMノード(Vision対応モデル)」で利用できます。
変数の参照方法
後続のノード(LLM、条件分岐、HTTPリクエストなど)で、開始ノードの値を参照するには以下の手順を行います。
プロンプト/設定欄での参照:
入力欄で
{(波括弧)を入力すると変数リストが表示されます。リストから
sys.queryや設定したカスタム変数(例:topic)を選択します。
表記形式:
Dify上では
{{#sys.query#}}のようなブロックとして表示されます。
次のステップ
開始ノードの設定完了後は、フローのロジックに合わせて以下のノードを接続します。
LLMノード:
sys.queryを入力として受け取り、AIによる回答を生成する。ナレッジ検索ノード: ユーザーの質問に関連する情報をナレッジベースから検索する。
質問分類ノード: ユーザーの意図に応じて処理を分岐させる。
最終更新
