環境準備

MiniPremにつきましては、こちらのページをかならずお読みいただき、理解頂いた上でご利用頂いております。

前提条件

ハードウェア

下記条件よりもハードウェアスペックが低い場合でもインストールは可能ですが、コマ落ち、フリーズ、再接続などの動作不具合が発生する、あるいは期待する品質で使用できない可能性が高くなります。

OS
rootアクセスが可能なUbuntu 24.04システム(Ubuntu 22.04、ならびにWSLにはインストールできません。)

CPU

アーキテクチャ: x86-64 (Intel/AMD) ※ ARM プロセッサには対応していません • ハイエンドIntel第14世代 / AMD Zen 5またはそれ以降 • コア数: 8 以上

RAM

32GB 以上

NVMe SSD

• 容量: 256GB 以上 • スピード: PCIe 4.0 以上

NVIDIA RTX GPU

GeForce RTX 4080以上 / RTX Ada Generation(6000 Ada等)以上 • GPUメモリ: 16GB 以上 • ドライババージョン: 推奨 nvidia-driver-580 以上(例:580系)※互換性のある最新ドライバを使用してください。 • CUDAバージョン: 12.2(またはそれ以降の互換バージョン, CUDA Version: 13.0可) • NVIDIA-smi/nvcc -V コマンドで上記が確認できること

その他環境

インターネット接続

• パケットロス、揺らぎの無いインターネット接続 • Dockerイメージのダウンロード(約10GB程度)、ストリーミング配信、ライセンス認証・音声認識・音声合成・LLMとの接続で使用します。

ブラウザ

Google Chrome(バージョン124 以上)

リモートアクセス手段・経路

SSHサーバーを準備していただき、ngrok等を使用してリモートアクセスすることも可能です。 その他、TeamViewer や AnyDesk などリモートアクセスにてインストール対象にリモート接続し、ターミナルでインストール作業を実行できる環境。接続に必要なアカウント等をお客様にてご提供ください。

デジタルヒューマンを表示する端末

表示端末は、MiniPremがインストールされた端末と同じである必要はありません。

デジタルヒューマンを快適に利用するための端末要件 をご覧下さい。

事前準備

Ubuntu 24.04をクリーンインストールしたホストをご準備いただき、MiniPremインストーラーを実行する前に、以下のソフトウェアをインストールしておく必要があります。

下記手順は一例であり、事前準備における操作方法や問題について弊社はサポートいたしません。お客様の責任においてご準備、作業を行ってください。

  1. rootユーザーのパスワード設定

    Ubuntu 24.04では、デフォルトでrootユーザーのパスワードが設定されていない場合があります。インストール作業にはroot権限が必要なため、事前に設定しておく必要があります。

    ※必ず作業後にrootアカウント/SSH/開放ポートの無効化・削除をしてください。

  2. システムパッケージの更新

  3. 基本的な開発ツールのインストール

    それぞれのパッケージの簡単な説明は以下の通り

    パッケージ名
    説明

    curl

    コマンドラインでデータ転送を行うツール(主にHTTP/HTTPS/SFTPなど)

    wget

    インターネットからファイルをダウンロードするためのコマンドラインツール

    git

    分散型バージョン管理システム(ソースコード管理などに利用される)

    build-essential

    gccやmakeなどC/C++の開発・ビルドに必要なツールのメタパッケージ

    software-properties-common

    add-apt-repositoryコマンドなど、リポジトリ管理用のスクリプトやツール

    apt-transport-https

    aptでHTTPSプロトコルを使ったパッケージ取得を可能にする

    ca-certificates

    SSL/TLS通信の際の認証局(CA)の証明書パッケージ

    gnupg

    GnuPG(PGP互換の暗号化ソフト。署名や暗号化/復号化、鍵管理に利用される)

    lsb-release

    Linux Standard Base情報を表示するツール(lsb_releaseコマンドを含む)

    unzip

    zip形式の圧縮ファイルを解凍するためのコマンドラインツール

    jq

    JSONデータを操作・整形・クエリできるコマンドラインツール

    socat

    多機能なバイナリ転送ツール(ポート転送やプロキシ、通信路の作成などができる)

    openssl

    SSL/TLS関連のツールおよび暗号化/証明書管理などの機能

    smartmontools

    S.M.A.R.T.(HDD/SSDの自己監視機能)情報の取得や自己診断ツール

  4. Google Chrome のインストール

  5. NVIDIA ドライバーとCUDAツールキット

    ※重要(互換性・UEFI/セキュアブート・ヘッダー)

    • 本ドキュメントでは nvidia-driver-580 以上を推奨します。ubuntu-drivers autoinstall は環境により別バージョンを選択する場合があるため、特定バージョンが必要な場合は sudo ubuntu-drivers install nvidia-driver-580 のように明示的に指定してください。

    • Secure Boot(UEFIのセキュアブート)が有効だと、NVIDIA のカーネルモジュールがロードされないことがあります。Secure Boot を無効化するか、MOK 署名(モジュール署名)を行う手順を用意してください。

    • ドライバビルドに必要なカーネルヘッダと DKMS を事前にインストールしてください(下記参照)。

    • CUDA Toolkit をインストールする際は、インストールされるドライバとの互換性を必ず確認してください(CUDA パッケージによってはドライバを上書きする場合があります)。

    ※注意:CUDAリポジトリや cuda-toolkit-<version> をインストールすると、CUDA パッケージに含まれる NVIDIA ドライバが上書きされる場合があります。

    • 推奨ワークフロー:まず推奨ドライバ(例: nvidia-driver-580)をインストールして動作確認(nvidia-smi)を行い、その後 CUDA Toolkit をインストールするか、NVIDIA の CUDA ドライバ付きパッケージを利用する場合は互換性を確認してください。

  6. 事前準備の確認

    すべての依存関係とシステム要件が正しく満たされているか確認してください。

    ※ ターミナルにコピペで実行することで、MiniPremのインストール前にシステムが要件を満たしているかを包括的に確認できます。

    確認結果の期待値

リモートインストール準備

リモートインストールを行うためのアプリケーション(TeamViewerarrow-up-rightなど)はお客様にてご準備いただき、アカウント等をご提供ください。

また、TeamViewer等を使用せず、安全にリモートインストールするために一時的にVPN経由でSSH接続する方法も対応可能です。その際は下記の手順でご準備ください。

インストール時の手順

  1. パッケージの更新

  2. OpenSSHサーバーのインストール

  3. OpenSSHサービスの状態確認と起動

    • OpenSSHサービスが動いているか確認します:

    • 必要に応じてサービスを開始

  4. ファイアウォールの設定

    • UFW(Uncomplicated Firewall)が有効になっている場合、SSHの許可設定を行います:

  5. VPNをインストールします

    ngrokをインストールします。下記の1か2の手順を行ってください。

    1. Aptを使用する

    2. Snapを使用する

  6. VPNの認証情報を設定します

  7. VPNを起動します

    下記の様に表示されたら成功です。デジタルヒューマン株式会社のエキスパートへ接続ができた事をお知らせください。

    1. Ubuntuの rootユーザー名 パスワード をお知らせ下さい。

    2. Ctrl + Cを押すとVPNが終了してしまいますので、作業中は操作しないでください。

      image (1).png

インストール終了後の手順

  • リモート接続用のサービス(ngrok, openssh, TeamViewer 等)は作業終了後に無効化または削除してください。

  • Secure Boot を無効化した場合は、運用ポリシーに従って再有効化の可否を検討してください(モジュール署名を行った場合を除く)。

  • root アカウント/SSH パスワード等は必ず変更・無効化してください(必要なら一時的にのみ有効化)。

  1. ngrokのセッションを終了

    • ターミナルでngrokが動作しているウィンドウをアクティブにして、Ctrl + Cを押してセッションを終了します。

  2. ngrokの自動起動を無効化:

    • 特に設定していない限り、ngrokは自動起動しません。サービス設定などを行った場合は無効化が必要です。以下のコマンドで確認し、無効化します:

  3. OpenSSHサーバーの停止

    • SSHサーバーを停止し、必要に応じて無効化します。

  4. ファイアウォールでSSHのポートを閉じる (必要に応じて)

    • 既にSSHアクセスが必要でない場合、ファイアウォールの設定を更新してポートを閉じます。

これで、リモートインストール後のセキュリティ対策が完了します。

最終更新