デジタルヒューマンを快適に利用するためのシステム要件

概要

デジタルヒューマンの表示と利用には、YouTubeやNetflixなどの一般的な動画配信サービス、またはGoogle Meetの様なWEBブラウザを使用したオンラインミーティングが問題なく動作する程度のハードウェアとネットワーク環境が必要です。

ただし、デジタルヒューマンを提供するWEBサイトの構成や仕様によっては、より高性能な環境が求められる場合があります。また、WEBサイト、OS、プラグインなどの影響で動作しないことがあります。

多くの汎用的な端末で利用可能ですが、一部のプラットフォームや環境に依存する点にご注意ください。

 

表示端末のシステム要件

ハードウェア

下記は最低限のスペックであり、動作を保証するものではありません。他のアプリケーションが動作している状況では正常に動作しない、あるいは他の処理が重くなる可能性があります。

Windows
Mac
2.2 GHz Intel 第 2 世代 i3 / i5 / i7、AMD と同様またはそれ相当以上のCPU
Core 2 Duo 2GHz以上または相当以上のCPU
<空き容量/搭載メモリ> 1.5GB/4GB以上
<空き容量/搭載メモリ> 1GB/2GB以上

ネットワーク

デジタルヒューマンはWebRTCを使用してリアルタイムの音声とビデオをストリーミングします。現在のWebRTCの実装では、OpusとH.264のコーデックが使用されています。

実際に必要な通信帯域は主にコーデック、解像度、フレームレート、映像の内容(動きの多少など)、ご利用環境(端末、OS、ブラウザ)の要素によって変動するため、解像度やフレームレートをパラメータとして算出することは難しいですが、検証結果に基づく、通信帯域の目安は以下の通りです。

なお、レンダリングエンジン側の自動LOD(Level of Detail/詳細度の略。3Dモデルをそのままのポリゴンで描画すると重くなってしまうため、同じオブジェクトでポリゴン数が異なる3Dモデルを距離に応じて切り替えて低負荷で描画する仕組み)との組み合わせや、回線状況に対してオーバービットレートでの通信となっている場合、 jitter(ゆらぎ)やパケロスが増えると自動的にフレームレートや解像度を下げ ビットレートを適正に保つように調整が働きます。

デジタルヒューマンプラットフォームでは、厳しい通信環境でテストを行っておりping、のラウンド トリップ タイム:500 msやパケット損失率:10% 以上でも動作しています。

提供される最大解像度
契約プラン・ユーザーが利用するネットワークの状況によってストリーミングされる解像度が変わります。
QVGA(320 × 180px) 30FPS前後で推移
VGA(640 × 480px) 30FPS前後で推移
SD(720 × 480px) 30FPS前後で推移
HD (1280 × 720px) 30 FPS前後で推移
フルHD (1920 × 1080px)30 FPS前後で推移
通信速度
有線・無線接続問わず、パケットロスが無く、遅延100ms以下であること
0.5Mbps程度を使用
1.6 Mbps程度を使用
2.0 Mbps程度を使用
2.5 Mbps程度を使用
2.8 Mbps程度を使用

仕様端末のOSとブラウザ

 

🖥️PC等

OS
各最新バージョン
Windows 10 以降、macOS X 10.13 High Sierra以降、Ubuntu 10 以降 ※ シンクライアント端末/仮想デスクトップ環境は特性上動作しない場合があります。
対応ブラウザ
各最新バージョン
Google Chrome、Safari、Firefox、MS Edge(IEはサポートしておりません) ※ Chromium版EdgeのIEモードはご利用いただけません。
 

📱スマートフォン・タブレット等

OS
各最新バージョン
他のサービスが動いている環境においてもメモリやストレージに余裕があり、一般的な動画サイトのYouTubeやNetflix等の動画閲覧が問題なく利用できる状態で利用してください。
対応ブラウザ
各最新バージョン
Android6.0以降でChrome、iOS 11以降でSafari Firefox、その他のブラウザは検証していません。 必要に応じてサービスを利用される企業様にて動作確認してください)
 

使用するデバイス

🔈スピーカー
デジタルヒューマンからの音声再生に必要
内蔵、外付けのスピーカー
🎙️マイク
音声認識を利用してデジタルヒューマンとしゃべる場合に必要
内蔵、外付けのマイク。 音声認識を使用するため、高品質に音声が拾えるモデルを推奨。屋外で使用する場合は周辺ノイズの排除や、指向性等を考慮してください。 バーチャルマイクや仮想環境の場合はマイクが利用できない場合があります。
🎥カメラ
画像認識等のカメラを使ったコンテンツを提供する場合に必要
内蔵、外付けのカメラ
  • 弊社での検証の結果を元にしていますが、全ての環境での動作を保証するものではありません。
  • セキュリティソフトウェアやアンチウイルスソフトウェアのセキュリティ機能、企業のファイアウォールやプロキシサーバーによって、当サービスの機能が正しく利用できない場合があります。
  • Webサービスの性質上、予期せぬブラウザやネットワーク、回線のエラーにより、一時的に接続ができなくなったり、接続が遮断されることがあります。その際は、再接続やブラウザの再起動、端末の再起動を行うことで解消される場合があります。 また、複数のWebサービスやアプリケーションを同時に使用すると、動作が遅くなったり、接続が切断されることがあります。
 
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最終更新日 January 1, 2024